【波乱の人生】母の虐待、不倫、愛する彼女の裏切り。苦しみもがいた俺の人生。そして無念だったろう父の人生。俺の人生を狂わせた女達の話を語ろうと思う


104: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/09/28(日) 18:02:42.06 .net
既男だが、ガキから独身時代までの修羅場を書いても良いかな。
色々ありすぎた人生で、長文になるかも。
現在は40代後半、既婚小梨だ。

俺は子供時代、母親に虐待やネグレクトされていた。
母親は、言う事を聞かないと暴力はもちろん、
子供の大切な物を目の前で破壊し、その恐怖を子供の心に植え付けて、精神を支配するクズだった。

おかげで、子供時代の玩具はもちろん、子供の頃の思い出の品物は一切無い。
書籍も含めて、全部壊されて捨てられている。
退職した先生からもらったシャーペンを目の前で壊された時は、
心の方が壊れるかと思ったくらい。
ノートや教科書もビリビリに破かれた事もある。

自分が小学5年の秋になると、父が夜勤の夜に母親が出かける事が多くなり、
夕食を作ってくれなくなった。
「自分でご飯を炊け。500円札を置いておくから、とんかつでも買って食え」
という事が多くなった。
逆らえず、渋々従っていたが、いつしか朝食も作ってくれなくなった。

夜遊びの酒が残って、朝、なかなか起きてくれない。
精神的に支配されていた自分は、母親の了解無しに勝手に朝ご飯を食べると、
母親から制裁されると思っているから、どうにか母親に起きて貰おうと頑張ったが、
「うるさい!」と言って大型の目覚ましで殴られた。
目から火花が出た。
だらーって額から血が流れてきて、ショックで泣きながら学校へ登校した。

105: 105[sage] 2014/09/28(日) 18:04:27.32 .net
母から目覚ましで殴られた日、学校から帰宅したら、また500円札が置いてあった。
500円札を持って外に出ると、俺は無意識に、ふらふらと夕暮れの中を徘徊した。
とんかつを売ってる肉屋の前を通り過ぎ、ふと気づくと、H君の家の塀の前にいた。

H君は1~4年生まで同じクラスの仲良かった子で、H君のお母さんは凄く家庭的で優しい人だった。
お勝手から美味しそうな匂いがする。

じっと見てたら「俺君?」と呼びかけられた。
目の前にH君のお母さんがいた。
「どうしたの?」と心配そうに尋ねてくれる。
何も言えず黙っていると、「ご飯食べていく?」と聞いてくれた。
その言葉を聞いてたまらなくなって、涙がぽろぽろと出てきて、そのまま家に逃げ帰った。

その夜、夕食は食べず、布団の中で泣きはらした。
ご飯を作ってくれず、言う事聞かないと宝物を壊して笑うヤツ。
自分の本当の母親は、あんなヤツじゃない、他にいるんだ、そう思うようにした。
そうすると、少し気持ちが楽になった。

106: 105[sage] 2014/09/28(日) 18:06:35.72 .net
ある朝、母親が居なくなった。
時々、父の夜勤の時に家に上がり込んでいたKという男と母親の現場を、
早上がりで帰ってきた父に見つかったようだった。
父に追い出され、Kの元で母親は暮らすようになった。

母親が家を出て数週間後、父の夜勤の日に母親が家に居た。
家の鍵は変えてなかったから、父の居ぬ間の帰宅だったはず。
しかし、父は何故か家に居て、昼間から酒を飲んでいた。

何故、父が居て母が居たのかは当時判らなかったが、
子供ごころに、両親が揃っているのが嬉しかった。
だが、母親はすぐに帰った。

その数週後、6年生に進級して間もなくだったが、学校から帰ると
また母親が居て、家の中を家捜ししていた。父は日勤で居なかった。
母親は、俺に見つかるとさっさと家を出て行った。

それから数日後、父が顔色を変えていた。
我が家が不動産屋に売りに出されていたらしい。
母親に権利書を持ち出されたが、実印は父が親戚に預けていて、寸前で防いだらしい。
俺が生まれた頃、父は人一倍働いて家を建てた。
その家をKと母親が勝手に売ろうとしていた。

108: 105[sage] 2014/09/28(日) 19:11:26.76 .net
父はKや母親に対し、何らかの法的手段を執ったはずだった。
土曜日の午後、自分は学校から帰ってきて家に居た。
父は夜勤明けで寝ていた。

Kが、柄の悪い男達数人を連れて家に来た。
寝ていた父を起こすと、父が応対した。
父は、俺を家の奥の部屋に居るように命じた。

怒鳴り声と「ぼくっ」という音が居間から繰り返し聞こえた。
Kが「人間のクズ」と父を罵っていたのが聞こえた。

そのうち静かになったと思うと、父の嗚咽が聞こえた。
自分は心配して居間の父の元に行った。
父は酒を一人で飲んでいた。顔は数カ所腫れていた。

あんな父の泣き声を聞いたのは、初めてだった。
男としての、悔し泣きだったはずだ。

事情は良く教えてくれなかったが、家を売らせないようにするために、
やはり父は何らかの法的手段を執り、それに腹を立てたKが父に制裁しにやってきた様子だった。
小学6年の俺でも、Kの方が人間のクズなのは判っていた。
父に取っては、あの日が人生最大の屈辱と修羅場だったに違いない。

109: 105[sage] 2014/09/28(日) 19:12:47.62 .net
その当時、父は41歳。
今の自分よりも若かった父の悔しさを思う時がある。
父も精神的に辛かったと思うし、俺の教育も悩んだようだった。
母との離婚裁判を決意し、その間、俺は親戚の家に預けられる事になった。

親戚の家は寂しかったが、朝食も夕食も食べられるのは天国だった。
美味しい物を食べさせてくれた親戚の家には感謝した。
だが、お世話になり始めたその年の秋、俺は盲腸で入院した。

だが、手術代や入院費が家に無かった。
母親がキャッシュカードを勝手に作っていて、貯金を全額引き出していた。
お年玉を貯めた俺名義の口座があったはずで、それで払うと言うと、
父は、それも全くない、と言った。
母親は俺の分もキャッシュカードを作り、それで引き出していた。

退院は2日遅れたが、退院の時に来てくれた父はげっそりと痩せていた。
俺が成人後、当時の父の同僚から聞いた話だが、
父はその頃、食事をほとんど取らずに水だけを飲んで入院費を工面したらしい。
同僚の人はその時パンを父に差し入れてくれたそうだが、父は泣きながら感謝したと聞いてる。

110: 105[sage] 2014/09/28(日) 19:16:29.01 .net
中学2年の終わりに、裁判が結審、両親は離婚、親権は父。
中3進級と同時に、俺は実家に戻った。
地元の高校に進学して、バイクの免許を取った。

バイトしてバイクを買い、
土曜日、母方の親戚の家にバイクで遊びに行った。
何故か親戚の家に、俺の母親が居た。
母親が家を出て4年。
ヒモ状態だったKの暴力から逃げてきたらしい。

俺は、母親と話しもしたくなくて、さっさと帰ろうとしたが、
変に気を利かした親戚連中が「今日は泊まっていけ」という。
俺は本気で嫌だったが、渋々従った。

母親と同じ部屋に布団を敷かれ、親戚から見れば「親子水入らず」状態だった。
親戚は、母親の本性を知らずに、俺が母親を嫌っている事を判ろうとしない。

寝る直前、布団の前で母親が言った。
「あんた、学校にちゃんと行ってるの?
あんたは頭が良くて自慢の息子だった。だけどあの人の教育じゃ駄目ね」

それを聞いた俺はカッとなって言った。
「なに母親ヅラしてしゃべってんだよ!
何も母親らしい事しないで家出てった癖に、説教すんな!」

母親は驚いて固まった。
母親が知っていたかつての俺は、従順に母親に従う奴隷だった。
常日頃大切な物を破壊して制裁し、マインドコントロールしていたからね。
だから、俺からそんな事を言われるのは青天の霹靂だったようだ。

明かりを消した後、隣の布団で、母親は俺に新たな精神的な制裁を始めた。
「あたしはこれから一人で生きていくよ」
「子供にも捨てられた」
「あたしはどこかあんたの知らない街で、子供を産んで育てる」
「あたしだけの子供を産むよ」
繰り返し繰り返し、1時間以上、同じ事を独り言の様に言っていた。
俺は、黙って聞いていた。

かつて小学5年の時に、自分の母親はこの人じゃ無い、
そう思って気持ちを落ち着けた夜の事を思い出していた。
母親の言葉の攻撃から、自分を守ろうとしていた。

目の前で「他の男と子供を作る」と生みの親から言われてショックじゃないと言えば嘘だったが、
母親に対して、自分の気持ちが冷えて冷たくなっていくのを、
他人のような視点で見ていた気分だった。

111: 105[sage] 2014/09/28(日) 19:29:15.95 .net
俺がどう思うか、母親は何も考えず、
俺への制裁として親子の情を人質に、責めたつもりだったのだろう。
「お母さん、そんな事しないで。ボクはお母さんの子だよ」
と泣きつくのを期待してるのが見え透いていた。
だから、

「俺はいつか結婚して、嫁さんとオヤジの3人で幸せに暮らすよ」

と言ってやった。
母親は黙った。

朝、親戚は朝食を準備してくれたが、断ってそのまま家に帰った。
母親と直接会ったのは、それが最後だったな。
結局、その後親戚の家に迎えに来たKの元に、母親は戻っていった。

高校時代は、夜勤の父と二人暮らしで過ごしたせいか、ほとんど放任されていた。
夜遊びしたり恋愛もそれなりにした。
自分の顔が、どんどんと母親の特徴を映した顔になっていた。
いわゆる女顔で、一部女子から多少モテはしたが、
鏡を見ると母親に似ているのが嫌で仕方なかったよ。

ある日、父と喧嘩した。
学校をサボってバイトしたのを見つかり、ひどく叱られた。
「お前はやっぱり、○○(母親の名前)の子だ」と吐き捨てられた。

そして、俺が小さな時に出入りしていた、近所のお兄さんの話もし始めた。
はっきり言わなかったが、そのお兄さんは母親の間男だったと言いたかったらしい。

そして俺には、自分の血が入ってないと思ってる父の本音が見て取れた。
ずーん、と暗い気持ちになったのを覚えてる。

確かに、若い頃は父や父方親戚に似ている箇所がほとんどなくて、母親の特徴ばかり受け継いでいた。
男としては高い声だった俺は、声質も母親に良く似ていて、 父は辛かったかも知れない。

後日談だが去年、父の臨終間際で見舞いに来てくれた従姉妹が居た。
病院から駅までクルマで送る時、助手席の従姉妹は俺の横顔をじっと見て言った。
「若い頃は俺君って、ウチの家系と全く違った顔立ちの子だったけど、
年取ったら横顔がそっくりになってきたね」
意外に思ったが、そう言われて少し嬉しかった気分だった。
その後、父を看取った時は、その従姉妹の言葉を思い出して父を見送った。

この先は、そんな俺が父の轍を踏む話。

113: 105[sage] 2014/10/01(水) 06:34:56.59 .net
これからまた凄く長いと思う。
まとめる文才が無いので、許してくれ。

高校を卒業して大学時代は、あまり彼女を作らず、
バイクやアウトドアの趣味に走ったりした。

大学の終わりで、高校時代の同級生だった女とつきあい始めた。
そいつがまあ、人生で最大の失敗だったと思う。

高卒で既に社会人だった彼女は、つきあっている彼氏と別れようとしていた。
彼氏には本命が居て、自分は2号的な立場で辛い、と言っていた。

で、彼女とつきあって半月くらいして、 電話で「元サヤに戻るかも知れない」と言われた。
かなりショックだったが、わかった、としか言えなかった。
クリスマスが近かった。
だが彼女はその後も俺に連絡してきて、俺と会ったりしていた。
揺れ動いていたんだろうな。
クリスマスどうすんの?と聞いたら、彼と会う、と答えてきた。
俺の立場は?とストレートに聞いたら、ごめんなさい、と謝られた。
彼とは会って食事して帰るだけから、後で連絡する、と言われた。

クリスマスイブの夜、23時ぐらいに、彼女が家に来た。
泣きながら歩いて来たようで、化粧がぐちゃぐちゃになっていた。
俺は部屋に上げて、理由を聞こうとしたが何も言わない。
抱きついてきたので、そのまま抱きしめた。

上衣を脱がし、顔や体にキスをすると、気づいた。
他の男の生臭い匂い。彼女の胸元に、男性器や液の匂いがモロにした。
もう舐めちゃった後に気づいたが、男のアレの味もした(ウゲーだ)。

「シャワー浴びなかったんだ」
俺がそう言うと、彼女は顔が蒼くなった。
「ごめん」と言って俺は洗面台に走って行った。
マジに吐き気がした。

彼氏に抱かれた後、その彼氏はさっさと本命の彼女に会いに行ったらしい。
それで彼女は俺の元に来た、という流れ。
あの味と臭いの生々しい記憶は、結果としてかなり尾を引く事になった。

114: 105[sage] 2014/10/01(水) 06:37:38.46 .net
その後、彼女は彼氏と正式に別れたと言った。
俺自身は、最初は彼女との距離を測りかねたよ。

だが、彼女は俺を本命としてつきあい始めた。
彼女は「尽くす女」で、家に来て料理とか洗濯もしてくれるようになった。
父にも料理を作ってくれた。

そしてまもなくだが、彼女の秘密も打ち明けられた。
俺とつきあう前の彼氏の為に、相当額の借金があると。
流した子もいると。
ここで言う、不良物件だったよ。
だが、高校時代から良く知っていたし、決して悪い奴じゃない事も知っていた。
実は高校時代、彼女に片思いしていた時期もあったから。
実際の所、前の彼氏に尽くしすぎて、俺の元に来た、という具合だった。

その時、彼女は23歳。
その時はまだ、俺にも彼女にも沢山の未来があると思えたよ。

前の彼氏の「生臭い臭い」はトラウマになっていたが、
彼女を激しく抱いて頭の中から消そうとした。
官能的に激しく体を責めるような行為を、あえてしていたと思う。
俺との行為で上書きさせて、前の彼氏の事を思い出させなくしてやろう、
それで俺の中でのトラウマも消えると思った。
そうやっていく内に、本当に俺のトラウマも消えていった。

大学を卒業し、内定していた中小企業に入社。時はバブル時代。
俺と同じ年でも、OL経験の長い彼女は、新卒リーマンの俺を良く支えてくれた。
入社したその年は、特殊な部署配属予定で人間関係で苦労したが、
先輩OLの扱い方など、彼女がアドバイスしてくれて助かった。

彼女には、生活費などを少しずつだが援助した。
前の彼氏のせいで親に勘当されて一人暮らし、借金抱えた彼女の家計は火の車だったから。

だが、その年は結構楽しかった。
ドライブや海水浴、花火、アウトドアなど、
費用は全部俺持ちだが、若者らしい遊びをして彼女と過ごした。
一番、気持ちが接近していた頃だと思う。
彼女も本当に俺の事を好きになってくれていて、 逆に悩むようにも成っていたみたいだ。
彼女が嫉妬するようにもなってきた。

116: 105[sage] 2014/10/03(金) 12:55:27.14 .net
先に書いとくと、彼女の名前と、俺の母親の名前は偶然だが、同じだった。
共通するのは名前だけで、性格も何も違ってたが、やった事は似たようなもんだった。

見方変えれば父子で女を取られる体質だったのかも知れん。
またgdgdだが、ご容赦ください。

彼女の借金は基本、自分で払い、足りない生活費を俺が援助していた。
俺がボーナスとかで立て替えようとか思った事もあったが、
それやっちまうと、結婚も未知数な彼女の将来を縛ると思った。
俺の中では、互いの意思で結婚を決めた時点で、二馬力で返済してくつもりだった。

これは会社の先輩だった、Y子さんという女性に相談した結果だった。
Y子さんには恋愛感情はあまり感じず、母親みたいな人だった。
蛇足だが、>>105で書いていた、H君のお母さんに良く似ていた。
母の優しさを知らない自分には、そういう存在が欲しかったのかも知れん。
会社でも仲良かったな。すぐに寿退職してったけど。

(後で知ったが、彼女は当時、Y子さんと俺を疑ってたようで、
それが後の破局の理由の一つにもなったようだ。)

彼女とつきあって1年半ぐらいの頃、父子で住んでた我が家を建て替える事となった。
彼女を気に入った父が、嫁に来ると信じて先走った。
地元工務店の口車に乗せられて、親子二世代住宅の青写真。

彼女の借金は父に内緒だったんで俺は焦ったが、そのまま建て替えの話は進んだ。
信用できない工務店だったので、彼女と住宅展示場行って割安なメーカー住宅に変更はした。

その後、彼女実家に挨拶しに行ったり、
彼女の会社が倒産して借金や家賃が払えず、一時は居候させたりもした。
なんつうか、いろいろあって俺のHPの消耗が激しかった。
彼女と前の彼氏の恋愛は、俺に取って毒の沼地だったな。

彼女は俺を愛してるっていうけどさ、
前の彼氏と暮らした過去を、彼女は思い出として居候先の俺の家にも持ってきてた。
それが思い出みたいな物だったりしたから、やっぱ無力感に襲われたわ。

それ見て、彼女の胸についたあの味と臭いのトラウマが復活して、
裏切られる夢も毎晩見て、夜、寝付けられなくなった。

117: 105[sage] 2014/10/03(金) 12:58:59.27 .net
子供時代、母親を見てきて、
父が屈辱の目に遭った現場も見てるから、裏切りをひどく恐れてたんだな。
彼女の事を好きであればあるほど、裏切りが怖くなった。
自分は父と同じ失敗はしない、と思っても、彼女を信じられなくなってた。

俺は、借金抱えてる彼女の精神的・経済的な依存対象って事に気づいていた。
俺が駄目になったら、依存対象から外れる未来もうっすらと見えていた。
凄いプレッシャーに変わってったな。

で、当時はもうバブル崩壊頃で、仕事のプレッシャーもきつくなって、精神が病み始めてた。
家の建て替えが完成して間もなく、山手線に全力で飛び込もうとした俺がいて、
いろいろあって、地方左遷か自主退職って事になった。

彼女には自殺騒ぎとか左遷の話はせずに、疲れて辞めたぐらいしか言わなかった。
だが、彼女も心配して何度も家に来てくれてもいた。
俺も最初は自暴自棄で荒れたが、少しずつ回復したよ。
落ち込んで、彼女にひどい事言ったりもしたが、彼女は耐えて聞いていた。

ひとりで籠もる内に、彼女の辛い気持ちを考えるようになって、立ち直る事を決めた。
もう、疑う事は止めよう。
彼女の為に、これから頑張ろう。彼女が望むなら、籍を入れて借金は二人で返そう。
そう思うようになっていた。

だが、既に時遅しで、その頃彼女は隠れて新しい彼氏とラブラブしてたんだが、
俺はまだ何も知らなかった。

118: 105[sage] 2014/10/03(金) 13:07:08.67 .net
気持ちが安定した頃、彼女を家に呼んだ。
夜、二人で散歩して、新築2カ月の家の外灯を見て言った。

「夜、帰ってくる時に明かりが点いてるとほっとする。
誰かが待ってくれると思うと、嬉しいんだ」

寂しい家庭で育った自分の、家庭への夢、結婚観を話したつもりだった。
そして「これから頑張るよ、心配掛けたね」と言おうとした矢先。

彼女は冷たい顔をして、俺の母親へのトラウマだと非難しだした。
はぁ?何言ってんの?て感じで俺は驚いた。
それまでの彼女と少し違っていた。

だが彼女を信じる事にした俺は、再就職のプランを考えて、
欲しかった技能を得るために、専門学校に通う事にした。
夜間、学校に通いながら昼間は仕事をするつもり。
技能習得後は、収入も倍増するはずだった。

俺は彼女に電話して「学校も決めた、これから頑張るよ!」と明るく伝えた。
だが彼女は冷たく嘲笑してきた。
言葉が途切れがちで、電話の後ろに誰かいそうな気配がした。
家にはもう来ないと言うから、俺がそっちに行くと言うと激しく拒絶。
翌日夜に、彼女のアパートに行くと伝えた。

翌日夜、クルマで彼女のアパートに行く。
合い鍵は持っていたが、ブザーを押すと彼女がドアを開けた。
憐れむような眼差しで俺を見る。

彼女の肩越しに見えた部屋。2週間で、部屋が全く変わっていた。
彼女の持ち物以外の、いろんな家財道具が入っていた。
そして部屋の中には、学生のようにも見える年下の若い男。
(後で聞いたが7歳下の、彼女の会社の同僚だった)

「この人と今、つきあって一緒に暮らしているの」

そこから先は、覚えていない。
覚えてるのは、

「へへ、へへへへ」

と笑ってクルマを運転し、途中で路地に入って大声で泣いていた事。

夢で怯えてた事が、現実になっちゃったよ。
俺、何やってたんだよ。
こんな結末の為に、家建てて、借金助けて、生活費も工面して、ピエロだったんだ。
たった2週間で、何でガキみたいなヤツが一緒に住んでるんだよ!

これから出かけるので、
夜にまた書きます。

119: 105[sage] 2014/10/03(金) 19:15:35.47 .net
翌日、少し正気に戻った俺は、彼女に理由を説明するように言った。
その翌日、彼女は殊勝にも家に来た。

「どうしてこうなった?」

彼女に説明を求めた。
だが何を聞いても、ごめんなさい、としか言わない。
開き直ったわけでも無く、思わせぶりに、
まるで自分が自己犠牲してるかのような素振り。

そんな素振りを見せられたら、余計に理由を聞かなければ納得出来ない。
でも、まだ俺は現実が呑み込めず、「理由は良いから、戻ってきてくれ」と頼んだ。
気持ちを落ち着け、将来を考えるようになってた事も正直に言った。

彼女は「考える」と言った後、気を失ってしまった。
元々彼女はメンヘラな所があって、何かあると気絶に逃げる傾向があった。

彼女を介抱しようとして肩を持ったら、気がついた彼女は体ごと拒絶した。
ショックだったが「帰ります」と言うので、クルマで送って行こうとしたら
彼氏が外でクルマで待ってる、と言った。

怒りの感情を殺して、俺は外に居る彼氏を部屋に上がらせた。

横になってる彼女を彼氏が介抱する。
俺の介抱は拒絶したのに、彼氏の介抱で愛撫シーン開始。
彼氏の手が腰に回って、ため息漏れてる。

見てられなかった。
体の関係が出来上がってるのを、俺の部屋で見せつけられたよ。

カッとなった俺は大声を上げて、
「ここに並べ!!」と怒鳴り、二人を平手打ちした。

120: 105[sage] 2014/10/03(金) 19:30:37.10 .net
そこからまた、記憶が飛ぶ。
気がつくと、涙流しながらワープロを打っていた。
何でこんな仕打ちをするのか、恨み節のような文章を書いては消していた。

俺の何が悪かったんだ。俺はお前の為に必死になったけど、無職になったら即乗り換えるのかよ。
そんな事ばかり書いていた。
書き直して書き直して、それで結局、どうして裏切ったのか教えてくれと書いて送った。

彼女と父と住むつもりで建てた家で、居候時に彼女が残していった荷物がまだ沢山有る中で、気が狂いはじめた。

電話しても、「ごめんなさい」としか言わない。
理由を教えてくれ、と言っても、ごめんなさい。
直接言えないなら手紙を書いてくれ、と言ったら書くという。

でも、何日待っても手紙は来ない。
ほとんど眠れないまま、メシも喉を通らず、
彼女との3年を思い出して、気が狂う。
楽しかった思い出は刃となり、前の彼氏の残したツケで苦悩した思い諸々が、
自分をいたぶる。

現実感が無く、夜、彼女の家に行った。
3Fの角の部屋。明かりが消えた。階段をゆっくり上がると、
ドア越しに、うふふ、と甘え声でベッドトークしている声が聞こえた。

手紙書く暇は無くて、イチャイチャする時間はたっぷりあるんだな。
自分が生きているのが痛くて、辛くなって、死ぬ事を考え始めた。
女なんかもう、信用出来ない。みんな母親と同じだ。

でも最後に、彼女への綺麗な気持ちを書いて、ラブレターとして送ろう。
生きていた証として、彼女の心に刻みつけよう。
楽しい思い出だけ覚えて死んだら、もう苦しくないよな。
彼女と住むつもりだった部屋で、3年間の楽しい思い出を泣きながら書いた。

121: 105[sage] 2014/10/03(金) 19:36:51.33 .net
そんな俺を父が見ていたのに、気づかなかった。
翌々日、ラブレター送って、これからどうやって死のうか考えていた時に、
60歳になったばかりの父が、俺に話しかけてきた。
一気に十歳は老けた顔をしてやつれていた。

「○○という名の女は、本当に我が家には鬼門だな...」

父はそう言うと、大声で泣き始めてしまった。
母親と彼女は、同じ名前だった。

父は、俺の憔悴ぶりを見て、自分で彼女の行動を調べた。
父も深く傷ついていた事を知った。
その後、父が暴れ出し、止めるうちに親子で殴り合いの喧嘩になった。

俺は、本当にこれが現実なのか、わからなくなっていた。
歩いていても、床がぐにゃぐにゃした感じがした。

気がつくと、また彼女の部屋に向かっていた。
まだ日中で、彼女も彼氏も会社にいる時間だった。
合い鍵で部屋に入る。

男物のスーツが壁にかけてある。
キッチンに歯ブラシが二つ。
彼女が俺用に買っておいたのは無くなっていて、代わりに彼氏用の歯ブラシと彼女の歯ブラシ。
テーブルには、彼氏のクルマの駐車場の契約書。保証人には彼女の名前。

俺が死のうとしてるのに、こいつらは着々と明るい未来に向かって進んでる。
俺、いや、我が家の不幸を踏み台にして、こいつらは楽しくイチャイチャ乳繰り合ってる。
俺だけが死ぬのは、犬死にな気がしてきた。

もう、どうでも良いと思っていた事だったが、
最後の最後に確認をしたくなった。

124: 105[sage] 2014/10/03(金) 21:52:34.63 .net
結末を端折るとさ、この後、年下彼氏と彼女が夜中に殴り込みに来た。
まあ、俺が彼女の裏切りの動機を吐かせようとして、
慰謝料払えって言って、払えないなら借金全部自己破産しろって迫った。

やられっぱなしでは自分が浮かばれないと思って、
何かしらのケジメをつけさせたかった。

それでキレた二人が夜中に殴り込み。
結局、俺と彼女の共通の先輩が仲裁入ったんだが、
殴り込みが一生のトラウマになってしまってね。

暴力を直接受ける事は回避できたが、
新築した家の玄関での出来事だったんで、玄関見る度に思い出してた。

俺の親父も、母の間男に殴り込み掛けられてて、
父子そろって同じ名前の女に裏切られ&殴り込み。

俺は数年間、壊れちまって、女性を信用出来なくなった。
まあ、それでもその後結婚はした。

姉さん女房で気が楽だったが、やはり心の奥底で信頼出来なかった。
「もしお前が浮気したら、俺は離婚して自殺する」そう言って、結婚した。
妻は同居の父の世話も良くしてくれて、良い嫁になってくれた。
(去年の父の葬式でも、本当に良くやってくれた。)

だが、子供は作れなかった。
妊娠知っても、絶対に疑い出すと思ったから。
かつて、俺の父が俺の血を疑ったから、
疑われる子の気持ちを知っていて、作れなかった。

本当は子供を作って、賑やかで暖かい家庭、
ガキの頃から夢見ていた家庭が欲しかったはずなんだ。
俺が優しい母親に恵まれなかったんで、
子供を優しくあやしてる女房見て、幸せに浸りたかったんだけどな。

今もそうだが、妻の帰りが遅い時、どうしても平静で居られなくなる。
インナーチャイルドっていうのか良く判らんが、昔の心の傷がうずく。

最近トラウマが復活してたんで、その勢いで書いちまった。

つまらない話を読んでくれた人、ありがとう。

127: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/03(金) 22:28:42.49 .net
仲裁されたってことは、そのことに関しては結局泣き寝入りだったの?

129: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/03(金) 22:51:59.62 .net
子供を持つと分かるが、
子供は、親が愛情を注ぐものじゃなく、
親の方が、子供から愛情を注がれるんだ。

それが、ヒビ割れたあんたの心を癒すと思うぜ。

130: 105[sage] 2014/10/03(金) 23:25:50.60 .net
>>127

実際、全部俺の泣き寝入り。
だが、因果応報といえる感じになった。

殴り込みの後だが、元彼女は自己破産してケジメをつける約束となった。
その後の事は、俺は直接は知らない。以下はN先輩や本人から。

彼女は自己破産を回避して、彼氏の母親に借金を肩代わりして貰い、彼氏と入籍。
以前から自己破産を極度に恐れていたから、見るに見かねてだろうと思うが、
そのままだと元彼女はメシウマ状態だったはずだ。

だがお天道様は見ていたんだな。
入籍後3カ月で、年下旦那が新たに彼女を作って、3人で妻妾同居生活。
元彼女は、7歳年下の旦那と旦那の彼女の為に、日々毎度の食事を作ってたそうな。
俺に酷い事した罰だと、後に元彼女は言ってた。

その後、元彼女は新たに依存する男作って逃げたのかどうか知らんが、
離婚して、何故か現在は18歳くらいの息子が居るそうだ。

詳しい事は知らないが、平穏な女の幸せを、
自ら遠ざけてしまったみたいな事を言ってた。

実は去年、俺の父が死んで2週間も経ってないうちに、
Facebookで元彼女からいきなり連絡が来た。
父が死んで間もないので、ひどくタイミングが悪い、と返したら、
当時の事を二十年ぶりに書いてきた。

簡単に言うと、悲劇のヒロイン脳だったとしか思えない。
気の毒だが、それは今も変わってない気がしたな。

>>129

なんかすごく、心が救われた気がするよ。
ついでに、俺の母親のその後も書いときます。

131: 105[sage] 2014/10/03(金) 23:34:45.26 .net
まだ俺の母親は健在です。
間男Kがガンで死んだ後、図々しくも家の近くに引っ越してきた。
生前父が言うには、500メートルも離れてない安アパートだそうだ。
老後の面倒を見て欲しくてストーカーっぽい事もしてきたが、
俺は絶賛絶縁中。

16歳以来、俺は会った事は無いんだが、家の周りで妻が何度も見かけたらしい。
俺に顔が良く似た婆さんを見たとw

父の死後も、すぐに電話してきて妻が電話に出たそうだが、
妻には前から言ってあったので電話をすぐに遮断。

親子の情ってのは、まだ少しは残ってるかも知れない。
だが性格が問題あり過ぎなんで、妻を犠牲にしたくなくて、
絶縁は解けない。
出来れば葬儀も関わりたくない。

存命中、父は引っ越したがらなかったんだが、
俺と妻は家を売って引っ越したいと思っていた。
もう少し落ち着いたら、行動しようと思っている。

妻も、俺が元彼女と暮らす為に家建てたの知ってる。
それで一度、夫婦も危うくなったが、これは今はいい思い出になってる。

132: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/04(土) 00:01:48.06 .net
精神病んでるわ

133: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/05(日) 00:11:37.23 .net
>>131

俺の中の疑似細木和子が、「あなた方ご夫妻は、養子をとられてはどうか」
って言いそうだ。
奥様が年齢的に出産が困難な年齢かもしれないし。

134: 105[sage] 2014/10/06(月) 05:01:08.18 .net
>>132

そう思う。
これでもさ、妻には毎日のようにパルプンテして、夜も円満なんだ。
でも俺の病巣は深いよ。

>>133

びっくりした。本当に細木数子さんみたいだ。
父の看護が不要になって以降、考えていた。

自分語りばかりですまないが、
妻もいずれ相続する不動産があるが、
俺達には次の相続相手が居ない。

だが、ある事情で老後は妻は、おそらく車椅子生活。
俺は将来の介護の為に鍛え始めた状況。

こんなんで養子貰ったら、と二の足を踏んでた。
でも前向いて行くよ。
吐き出せてすっきりした。

聞いてくれてありがとう。

135: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/06(月) 07:58:03.35 .net
お疲れさん。
最初から読んでた。
あんた、真面目に生きてきたんだ。
幸せになる権利があるわ。
奥さんと元気にやってくれ。

136: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2014/10/30(木) 23:23:19.00 .net
Facebookからの連絡には返事してないよね?
なんかいい人なんだろうけど騙しやすそうというか…もっと毅然とした撥ね付けの態度も必要だと思うよ
文章の書き方もいい人そうだけど、なぜか小説っぽく少し酔ってる部分があるように感じてしまう

406: 105[sage] 2016/11/15(火) 02:21:15.93 .net
その後の報告です。

昨夜警察からTEL来て、自分の母親が死んだとの事です。
自分は不在だったのでまた聞きだが、刑事課からだったんで、おそらく孤独死。
今日、詳しい事は判るだろうけれど、70半ばで寂しい人生だったようです。
夫を捨て、子を捨てた女の末路です。

あと自分の近況ですが、養子を貰うのは、妻の反対もあって諦めました。
その分、地元でこども食堂活動とかのボランティアスタッフやってます。
孤食やネグレクトされてる子供の気持ちを判ってる大人がいないと、と思います。

407: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2016/11/15(火) 14:03:19.57 .net
おめでとう祝杯だね

409: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2016/11/15(火) 14:12:29.85 .net
>その分、地元でこども食堂活動とかのボランティアスタッフやってます。
いいね!

引用元: ・【修羅番場蛮】修羅場 既婚男性板 3劇





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